トルーマンバロウズ

クジョーのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

クジョー(1983年製作の映画)
3.2
とある自動車修理工場で飼われているセントバーナード犬のクジョーはある日、蝙蝠に鼻を噛まれてしまう。
その日からクジョーは狂犬病になってしまい日に日に凶暴化していき・・・・。

狂犬病を発病したセントバーナード犬が人々に襲いかかるアニマルサスペンススリラー映画。
クジョー役のセントバーナード犬の演技力はなかなか素晴らしく最初こそおとなしく温厚そうな見た目だったが、だんだん目ヤニやよだれを垂れ流し凶暴な顔つきになっていくのは狂犬病の恐ろしさを感じられてリアリティがあって良かった。
ただこの作品、脚本が少しイマイチで主人公の奥さんが浮気している設定などが本筋にあまり生かされてなかったり伏線かと思われたシーンが全くそんなことなかったりなどもう少し脚本に工夫を持たせられたのではないかと感じざるをえなかった。
全体的に脚本の不出来が犬の演技力に支えられている印象の強い作品であった。