このレビューはネタバレを含みます
ロズとリルが美しい。
お互いの息子との恋、理解不能ではあるけれど。。
それでもなお継続する友情と親子愛を含めて美しいと思う。
ロズばかりが悪いように責める理由はなんだろう?最初に拒めばよかったのに、ではなさそうだけど。
トムのは恋愛感情ではない気もする。でも恋愛感情の定義は難しいです。相手に恋い焦がれる気持ち。イアンのは激しく一途な恋情にみえる。手に入らないなら自棄になるほどに。
トムのは対抗心?複数の人を同時に愛せるのかな。それは恋?余計に寂しく虚しくなりそうだけど、罪悪感はないのかな。。
ロズは?一度受け入れてしまったら、嫌いになるのは難しいよね。相手からの惜しみない愛情があるのなら尚更に。
避けた理由は年齢?それは理解できる。
リルはなんだろう。寂しさ?
トムとリルは主軸じゃないからか、お互いの必要性を感じさせない。他の相手でも、他の相手がいても、続けられる恋はとても軽くみえる。好きだからこそ怖くて、他の人に気持ちを向けようとする、ならまだ想像できるかも。寂しさから相手を求めることを悪いとは思わないけど、恋なのかは疑問。
閉じられた美しい世界。ラストシーンは素晴らしく美しく。爽やかじゃなくて、じっとりとまとわりつくような空気を感じる映画でした。