ダニー

いま、輝くときにのダニーのレビュー・感想・評価

いま、輝くときに(2013年製作の映画)
4.5
すごく素敵なのに胸が痛くて通して観るのが苦しかった
エミリーに自己投影してしまう
気が変わったら言ってくれて構わないよ、は自分の心を守るためだと思うし人気者を好きになるのは勇気がいると思うしだから精一杯自分の好意を伝えるしかないって気持ちじゃないかな
本も映画も美術も何に対してもだけど、いつ見て感じるかってすごくその作品に対する評価に影響してくると思う

サッターお調子者だけど物語の出だしからだいぶ良い人間でやや困惑
こういう学校のキングで人気者、お調子者は物語の中だとどっかしら嫌なとこあるんじゃないの?って思ってた
偏見でした
人気者なのも納得だな〜って感じで変人って思われてるからって相手をハナから馬鹿にしてかかったりしないところ好感持てました
エミリーとパーティー行ったとこでも自分がキャシディと話すのに連れて行くわけでもなく1人でほったらかすでもなく話の合いそうな人と繋ぎ合わせてあげたりとかうまいな〜
自分も相手の趣味を否定することなく知ろうとする姿勢もかなりポイント高い
人気者の抱える苦悩の描かれ方がクサくなくてそこもうまいなと思いました

感じる胸の痛みがとてもよかった…
全てがちょうどよく心地よくて心にそっと寄り添ってくれた
誰も悪くないからこその痛みがあったしそれはほろ苦くて爽やかでした
the青春映画
A24やっぱり信頼出来る
お姉さんの泣きながらジュース飲むシーンがかなりグッときた

「今を生きるのは大事だが今は明日に続いていく」
ダニー

ダニー