Reno

いま、輝くときにのRenoのレビュー・感想・評価

いま、輝くときに(2013年製作の映画)
5.0
他の人のレビュー見た感じ、相当重い感じなのかな??と思って、ことあるごとにこの後どん底に進むのか、、と身構えながら見ちゃってたけど全くそんなことなくて心配する必要全然なかった

人生のそう簡単にうまく進まないところ、進めないところ、簡単に変われたりしない人間の生き方とかそういうものをしっかり描いてくれてて、お気楽に明るい青春ものではないから、そういうところに重さを感じた人がいたのかな?

でもそういうところも描いてくれる、ビターな部分もありつつ人生の分岐点=高校卒業の時期を切な美しく描いてくれるこういう青春ドラマは本当に大好き!!だから見て良かった!!

マイルズテラーとかブリーラーソンとかメアリーエリザベスウィンステッドは若い頃こういう役もやってたんだと知らなかった一面を見れた!ブリーはまあこういう系統の役とかインディーズ映画に結構出てたの知ってたけど、マイルズテラーはやっぱりもっと真面目なインテリタイプの役なイメージあったんだよね

サッターが自分のことをしっかり扱えずに悪い方向に進んでも、周りのみんなは嫌いになったり怒ったりせず、決定的な何かをできるわけではなくとも、どうにか幸せになってくれることを願ってしまう感じとかリアルで特に好きだった 親友もキャシディも母親も姉もエイミーも学校の先生もバイト先の店長もみんなサッターに寄り添おうとしてて、父親くらいだもんね、サッターのこと本当に大事に扱わなかった人 

今を生きれば良いっていうサッターだけど、今を楽しく生きること=未来を気にせず生きられるってことじゃなくて、今の積み重ねが未来だから、未来を気にせず今を楽しくなんて続かないことがわかってて一緒に進めないキャシディの気持ちはすごく良くわかった 本当にそうで、それを大人になるにつれてどんどんリアルに感じるからこそ生きるのが大変でね マーカスがサッターのこと褒めてくれたように、サッターの考え方にも良いところとか正しい部分もあることはあるんだけどね、、

そんなキャシディのサッターとの卒業式でのやりとりのシーンがすごく良くてこの映画の良さがぎゅっと詰まったシーンだったな

終わり方もすごく好きだった
良い映画に出会えた
Reno

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