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ベイブルース 25歳と364日のGUMIのレビュー・感想・評価

ベイブルース 25歳と364日(2014年製作の映画)
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現·ケツカッチン 高山トモヒロさんのかつての相方 河本栄得さんとの漫才コンビ·ベイブルース。
彼らの出逢い、結成から別れまで。


高山さんが監督ということで、素人考えっぽい演出ワンサカで映画作品としては気になる点があるし、高山さん独特のグダグダ感も反映されてしまってる。

関西ローカルで育ち、高山さんに親しみがある自分でも
「高山さんが好きそうなセリフやな〜 ほんでその間、ベタすぎて痒い!で、娘の宣伝かえw」
など余計なことが過(よ)ぎるくらいなので、高山トモヒロさんやお笑いについて興味がない人には薦めない。



自分はベイブルース結成年に生まれたのでリアルタイムではネタを見ていない。ベイブルースっていう面白いコンビがいたことは知っていた。

関西ローカルに齧り付いていたのはもちろん、劇場通いやハガキ職人をしたりしていたため、ベイブルースに関して直接的な記憶はなくとも、芸人さんを強く尊敬している自分はこれを見て大洪水。

映画作品としては不十分でも、河本さんのお笑いに対する姿勢や魂は十分に汲んでいる。リアルタイムでファンだった方がどう感じるかはわからないけど。
自分たちの笑いに自信を持ちつつも常に探求し続ける河本さんの笑い、もっと見たかった。

普段はグダグダなのにツッコミになると あのツッコミ向きの声で気持ちいい間でやってくれ、そして意外と仕切りが上手い高山さん。その所以もわかった。
高山さんの人生まるごと、河本さんなしには動かなかったかもしれない。その自覚も伝わってくる。



映画作品としては不十分でも(2回目)、ベイブルースを演じた2人が好演。
実際にベイブルースがやったネタを演じるシーンがあるが、再現にしては絶妙な間。
あの再現レベルの高さは爽快だった。

点数は付けづらいので回避。
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