「がじまる食堂の恋」を観る。
ちょっと前からアマプラのオススメに躍り出ていたので。
波瑠ってこんな透明感すさまじかったっけ…
途中までなんだかとっちらかってるなあ、という印象で何が言いたいのかよくわかんなくなっちゃうとこだったんですが、終盤気持ちよかった。それまでのなにげない会話が伏線になってた気がいたします。
察しとか思いやりとかは、もう日本人の美徳なんかじゃないのかもしれないですね。
主観でしかものごとをとらえることができないくせに、相手のことをわかった気になって、言葉を呑み込む。
相手を思いやるがゆえに、やさしい嘘をつく。
だからいつだって真実は薄ぼんやりとした靄の中。
誰も傷つかないし、誰も悲しまない。
だけどどこにも、幸せもない。
泥くさくたっていい。期待して裏切られたってかまわない。
もう一歩、もう一声。自分の望む方へ、その手を伸ばすべきなのでしょう。
なにもかも手遅れになって、レシピの空白とかに、いつまでも思い悩み、惑わされることになってしまう前に。