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シャングリラ、天国の誘惑、罪の楽園のghostのレビュー・感想・評価

3.0
予期せず複雑な構成で伏線を回収していく流れになっていた。
秀作には届かないが悪くはない映画。

レイブパーティとドラッグ、セックス、後悔、が主題。
ash ra tempel、mogwai等、ストーリー部分の選曲が悪くないのも意外と言えば意外だった。

『シャングリラ、天国の誘惑、罪の楽園』という邦題、原題はparaísos artificiaisで直訳では「人工の楽園」
邦題のセンスとしては苦しい落としどころをなんとかまとめたというところ。
タイトルでひっかけるための説明としての内容は間違っていない-どちらかというと誠実な説明と言える-し、原題のワードを適用してパラダイスとした場合は日本語での印象として軽く陽気になるので同義でありながらややミステリアスになるシャングリラを採択。
マイナー映画の輸入ゆえ含みのある原題をそのまま使ったのではフックする人が少なすぎる、というところで美的センスは二の次で邦題をつけなくてはいけなかったことは十二分にわかる。
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