Ryan

バレット・オブ・ラヴのRyanのレビュー・感想・評価

バレット・オブ・ラヴ(2013年製作の映画)
3.7
一途な狂気


ストーリー
母親を亡くしたばかりのアメリカ人青年チャーリー。「ブカレストへ行きなさい」というお告げのような母親の言葉を信じ、彼はルーマニアへと旅立つ。その道中、飛行機内で隣の席にいた男性が急死。男性の頼みで娘のガブリエラに会いに行ったチャーリーは、チェロ奏者だという美しい彼女に一目惚れする。


主演 シャイア・ラブーフ


決して面白いわけではない。評価も低い
しかし、なんか好き。そんな映画。
脚本は詰め込みすぎてかなり粗も目立ち、客観的に見るとただのオシャレ風バイオレンス映画を撮ろうとしたようにしか見えないが、主人公のチャーリーがとことん一途すぎて応援したくなる。そんな最高な演技を見せてくれたシャイアラブーフは実際にドラッグのシーンで服用しハイになっている。
そして、演技と共にM83の音楽が素晴らしくマッチし異色な物語となっている。

ほとんどの人にはハマらない退屈な映画だと思うが、シャイアラブーフはチャーリーだったし、彼の演技が改めて凄すぎて何回も観てしまう。
電車のシーンはジェームズマカヴォイを彷彿させるような素晴らしい演技だ。
マッツミケルセンも本気の髭剃り美しさで、シャイアラブーフとマッツミケルセンの取り合い大恋愛が面白くない訳がない。
気になる人はマッツミケルセン目当てで見るのもアリ。美しいマッツは拝める。

たまにある、どうしようもない作品でも今作みたいに観てみると案外があるから映画はやめられない。
Ryan

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