イタリアの片田舎で自然養蜂を営む家族を思春期の長女の視点で描く。
近代的な暮らしを否定する父に疑問を持ち始める少女の小さな抵抗。
『幸福なラザロ』同様、現代社会の中の「生きにくい家族」に向けられる…
アリーチェロルヴァケルのベスト。
過程を省力すれば、時には結果すらも省略していく。そのタッチこそがリアリズムをファンタジーとの境界へと導いていくから、ぐんぐん引き込まれていく。
現代に中指を立て、…
イタリアの人里離れた湖畔沿いの村で昔ながらの養蜂を営み近代化に逆らった生活を送る一家のひと夏の出来事を描く
両親に愛され仕事も家のことも頼りにされている長女のジェルソミーナは家の経済状況や両親の関…
【第67回カンヌ映画祭 グランプリ】
『幸福なラザロ』アリーチェ・ロルヴァケル監督作品。監督二作目にしてカンヌ映画祭グランプリを受賞、今勢いに乗っている女性監督である。一家の母役には実の姉であるアル…
イタリアが誇る新鋭アリーチェ・ロルヴァケルの2作目は、「幸福のラザロ」でも示されていたネオリアリズム回帰、巨匠たちに通じる風格漂う作風がすでに確立していた才気漲る意欲作。
トスカーナ地方の陽光が降…
現実から幻想へ・・・なのかね?
ロハスというかSDGsというか、イタリアトスカーナで自然農法的な養蜂を営んでいる一家。
夫婦二人に娘四人。零細家族経営で上の娘二人は大事な従業員。
仕事まみれで大…
ジェルソミーナは四姉妹の長女で、父の養蜂を手伝っている。
父親は終末思想の持ち主で少し変わっている。
ジェルソミーナは一家で、あるコンテストに出場し、賞金をもらおうと考えるが父親は反対する。
父親は…
2015公開?もう8年前か…
映画館で観れてよかった。今はなき岩波ホールはとても静かな空間で、皮膚を蜂の脚先が掠めたようなぞわぞわする感触の、そして田舎と家族に感謝しながらモヤついて過ごした地方出身…
当たり前だけど、世界中には今もこういう生活が無数にあるんだろうなあ。
養蜂場の4人姉妹、高圧的な父親。
当たり前のよーに娘をこき使ってハチミツづくり。
でも長女は女の子として当たり前の美しさや楽しさ…