マップ・トゥ・ザ・スターズのSatoEmikoのレビュー・感想・評価

嘘と罪と欲にまみれたハリウッドで、断ち切れない親の呪縛によって輝き、消えていくものたち。

クローネンバーグのかつての視覚的なグロさも好きだけど、最近の精神に攻めてくる心理的なグロさはもっと好き。
クローネンバーグの作品には、ジリジリと観ているこちらも狂気の淵へ追い込んでくるような力と、人間への憐れみと慈愛をいつも感じる。

ジュリアン・ムーアの演技には圧倒。