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エリザベスのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

エリザベス(1998年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

エリザベス1世を描いた伝記映画。

煌びやかな王室の世界を描いた話なのかと思いきや、女王に即位したエリザベスが様々な政略や陰謀に立ち向かう話でしたね。

登場人物それぞれの思惑が渦巻く、不穏で複雑な世界観は『ゲーム・オブ・スローンズ』を想起させるものがありました。
まぁ、ゲースロ自体がこの辺の時代を参照しているんでしょうけど、ゲースロが好きだった人なら、意外とハマるんじゃないかな。

若きケイト・ブランシェットを見れたのも良かったし、主人公が政略の道具ではなく、自我を持って生きる事を決意する物語も良かったです。
正直、歴史モノなので難解な部分もあるのですが、シンプルに主人公の成長物語としても見れますし、今なら女性の自立を描いたフェミニズム映画として見る事も可能でしょう。

個人的に世界史には疎いので、エリザベス1世の事を知れただけでも勉強になりましたし、当時の宗教戦争の様子も興味深く見る事が出来ました。
次作では黄金期と呼ばれる程のエリザベスの統治者ぶりが見れるそうなので、引き続きチェックしたいなと思います。
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