映画として考えたらそんなに面白くないし人にすすめることはできない
ただし、この作品でなければ出てこない感情や気付きみたいなものがあるため刺さる人には刺さるだろう
もの作りしてる人、アートが好きな人など
ほんと特殊な作品
まあ題材がVHS(ビデオテープ)なので笑
ほんと内容は盛りだくさんでVHSとベータ戦争、レンタルビデオのはじまり、AVのことも
(AVも古いものだけど普通に流れるので家族で観るのは避けたほうがよい)
日本の話や日本のクリエイターみたいな人達のインタビューも多く、日本はビデオ業界において時代を牽引した国だったのがよくわなる
押井守は字幕ありにしないと何言ってるかわからん
マニアな人たちが熱く語るのだがマイナーでつまらなさそうな作品ばかり笑
だけどパッケージのことを芸術品と言ってる人がいて古い映画ってそういえばジャケットが絵だったな～と
昔はCD買う時、ビデオ借りたりするときパッケージを見て面白そう、良さそうと思ったら手に取ったりする経験があった
これから先の時代ではかなりしにくい体験かもしれない
写真だとフィルムの画が好きっていつ人がいるけど映画でそういうこと言う人少ないのは何でだろ、って考えが出てきたり思考がどんどん広がる
本編で自分の作品を作った人の台詞がよかった
「言い訳をするな！お金がない、機材がないなどと」
「あるものを使え！」
「他人の評価を気にするな！」
あとはマニアのひとりが「フォーマットを選択の基準にすると生涯最高に楽しめる作品を見逃すことになる」
VHSでしかない映画が山ほどあるらしい
なかなか印象的な映画だった
電子書籍に追いやられた紙の本とかにも通ずる話だと思うし、思ったより勉強になった
