定職に就けずにいたラーム(スニール)は土地売却のために祖先の地に向かう。旅の途中で出会ったアパルナ(サローニ・アスワーニー)に好意を持つが、彼女はラームの父親に恨みを持つ一家の娘だった。そのラミニドゥ一家は客として招いたラームの正体を知り、何とか彼を殺そうと画策する。
「マッキー」のS・S・ラージャマウリ監督によるアクションコメディ。
時代を感じるVFXは気が散るけど、コメディとしてなかなか面白いし、「バーフバリ」「RRR」を予感させるダイナミックなアクションも垣間見られる。
もちろん、インド映画らしいめくるめく華やかな衣装での歌と踊りに、洋楽のテイストを取り入れた遊びも楽しい。
残忍で愚かな悪習は普通に観ると引いちゃうけど、主演のスニールのコミカルさがいい具合に中和していて、敷居を越えるかどうかって設定なんかが、次第に子供のゲームみたいに思えてくる。
一番印象に残るのは、ヒロイン役のサローニ・アスワーニーの可愛らしさだ。あの目の大きさは凄い!
能天気なエンディングも微笑ましく思えてしまった。