フジタジュンコ

ダバング 大胆不敵のフジタジュンコのレビュー・感想・評価

ダバング 大胆不敵(2010年製作の映画)
3.6
サルマーン兄貴の超・超・超・娯楽作品。

アクションが暴力的で重力もスピードも気にしない感じがヒンディー語映画っぽくないなと思ったら、南インド映画のアクション監督を抜擢してるんですね。サルマーン兄貴が北斗の拳ばりに筋肉でシャツを破くラストバトルでのとっくみあいはラジニ作品を思い出しました(敵役のソーヌー・スードも出演している「アルナーチャラム」かな?? 弟の名前が「マッキー」で「ハエじゃあるまいし」のようなセリフもでてきたので南インドの作品へのオマージュというかリスペクトがありそうですね)。

ソーヌー・スードもサルマーン兄貴と渡り合ういいガタイでかっこよかったですし、サルマーン実弟のアルバーズもいい演技でしたし、アイテムナンバーに登場のマライカ・アローラ(アルバーズの当時の妻)のダンスは素晴らしいし(サルマーン兄貴はちょっとヘタ)、ストーリーも単純明快でハッピーエンド、でっかい体の兄貴がお父ちゃんに寄り添うシーンは可愛らしくってほろっとさせられます。

カーン一族総出でサルマーンのために作ったこの作品、IQをどこかに置き忘れた気持ちで見るのがおすすめです!!