こばまさ

ソニはご機嫌ななめのこばまさのレビュー・感想・評価

ソニはご機嫌ななめ(2013年製作の映画)
3.1
結構な数の韓国映画を観てきたつもりだけど、ホン・サンス監督は初だった。
それもその筈、ほぼ恋愛映画ばかり。
有名な監督なんですかね?

チョン・ユミ目当てで軽い気持ちで観たら、何かめちゃくちゃクセのある撮り方で早々に戸惑う。
映像がホームビデオみたいだし、ほぼ全編固定カメラ。
で、どのシーンも途中でズームする。

え?何これ?
これがホン・サンスのやり方?
製作費どーなってんの…


ただ、キャストはめちゃくちゃ豪華。

アメリカに留学して、自分の映画を撮りたいソニ(チョン・ユミ)
大学教授、キム・サンジュン。
ソニの元カレ、イ・ソンギュン。
ソニの先輩、チョン・ジェヨン。

男3人は、揃いも揃ってソニが好き。
だから、彼女が留学するのをあの手この手で阻止するという展開。

ワンカットが10〜15分、ほぼ会話劇。
やたら酒を飲んでるシーンが多く、本当に本物の酒を飲んで撮影してるシーンもあるとかないとか。

これ、コメディなんだけど、シュール過ぎて今笑うとこなのか分からない!
後半はだいぶ掴めて来たけど、韓国のお笑いが分からないから戸惑うのみよ。

とにかくソニがかわいい。
そりゃみんな好きになるのも納得。
ただ、ソニの言動は全て悪魔の様に男を誑かしているのも事実。
好きでもないのに手を繋いだり、顔を触ったり、キスまでしちゃう。

またこの男3人が、全員知り合いってのが気まずい。
大の大人達が、ソニに翻弄される様を楽しむ作品の様です。

たぶん、ホン・サンス監督の初めて観る作品を間違えたのは間違いない。
こばまさ

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