Maki

マフィアは夏にしか殺らないのMakiのレビュー・感想・評価

3.0
舞台は1970年代のシチリア。ラブコメをベースにマフィアの実態を描いた作品。本作に登場する政治家やマフィアは実在の人物。

マフィアによる殺人事件が日常茶飯事化する街パレルモ。住民は皆見て見ぬ振り。
マフィアの横暴は激化し、反マフィア運動を率いていた2人の判事までマフィアに殺害されたとき、住民は立ち上がり大規模なデモを起こす。

主人公アルトゥーロ少年は転校生のフローラ少女に一目惚れするが奥手で空回り… 可愛い。しかし大人になると冴えない男性に。一方、フローラは凛とした大人の女性に成長(かなり美女)。結果的に2人は結ばれてハッピーエンドを迎える。
ラブコメ要素はあるものの、なかなかの社会派。途中途中で描かれるブラックジョークやテレビ中継的な映像は絶妙。
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