ATSUSHI

スティーブン・キング/アーバン・ハーベストのATSUSHIのレビュー・感想・評価

3.4
He Who Walks Behind... だから一人称長えよ!


『チルドレン・オブ・ザ・コーン』3作目。
今度はリリースタイトルをアーバンハーベストに変えて、また子供たちが一斉になって悪さする!
VFXの見応えはシリーズトップ、そこもスクリーミング・マッド・ジョージが手掛けてるだけあっての脅威のゴアが連続!当時レンタルしてた『キャンディマン2』のビデオ予告で目が止まったのが始まりだったけども、ついつい見せ場のシーンを使ってしまう気持ちも分かる。一番気に入ってるのは蔦が頭を背骨ごともぎ取るシーンかな。
終盤じゃイーライが倒された後の神が巨大な怪獣みたいな姿で暴れ出す。これだけでも一本の映画が出来そうだし、呆気なく倒されたのも含めて勿体ない気がしてきた。

ストーリーにおいても中盤の畑の怪物が後々放置されたり、ヒロインだと思われた里親の奥さんが後半に入る前に殺されたりと、迷走ぶりが凄まじい。ラストで輸出されたトウモロシも続きを匂わせるのに、後々の続編で全く語られない始末。
迷走に衰退と長寿命のシリーズにありがちな展開をこの後も辿るわけだと、その中でも光るものがある3作目という事で色々惜しい。