織田

希望ヶ丘夫婦戦争の織田のレビュー・感想・評価

希望ヶ丘夫婦戦争(2009年製作の映画)
3.0
2009年。R-15指定。
1979年に既に映画化されており、実相寺昭雄の小説が原作とのこと。

残り30分くらいから一気に夫(宮川一朗太)の状況が動き、結構面白くなった。哀しさを感じさせるラストと、その少し前の範田紗々による熱演が凄い。ただ逆に言えば、それまでは結構ストーリー的にも厳しいものがあったと思う。

夫のEDというテーマは現代でもある程度普遍性がある一方、テニスクラブで親睦を深めるマダムたちの描写が新鮮。昔はこの手の演出ちょいちょい見たけど今もあるのだろうか……
主婦勢の中では妻・ひろこ(さとう珠緒)と矢部妻(川村亜紀)が可愛いんですが、後者については相手の傷を無作為に掘り返すような言動、行動がこの作品で最も怖い人にも思える。自分は安全地帯にいながらも炎上につながる油を撒き散らすタイプといったところ。ちなみに一番いい人は近藤さん。

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「東京都心から2時間ほど行ったところにある平凡すぎて怖いぐらいの住宅地、希望ヶ丘。」
鑑賞のきっかけは、この一節で始まる作品紹介でした。

希望ヶ丘。都心から2時間。横浜市某所を期待して観てたんですが直接的な関係はなさそうでした😇
織田

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