ふーみん

天空の蜂のふーみんのレビュー・感想・評価

天空の蜂(2015年製作の映画)
3.8
実際に起こり得る原発を狙ったテロという意味で、全く他人事ではない映画。無知な国民でいる事のしっぺ返しが恐ろしくなる、言わばこの時代を生きる日本国民への警鐘。利権のためなら平気で国民を欺く政府、フィクションとは呼べないのかもしれない。20年前にこの作品を書いた東野圭吾先生、見事です。それを映像化した堤監督、恐れ入りました。そして東電福島第一原発の故吉田所長の姿と、劇中國村隼さん演じる所長の姿が重なりました。心の中で、合掌、最敬礼。