バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）の回り道のレビュー・感想・評価

アカデミー作品賞を取っただけあって難解ですが静かに面白い。

長回しワンカット風映とほとんど入らない劇伴にソロドラム。特にソロドラムの強弱で主人公の心情を表しているのがなるほどと思わせられました。

人は誰しも心の中にそれぞれのバードマンが居て、葛藤だったり自分自身に対する不安や不満、期待感などと戦っているんだろうなと歳をとってからわかってきた様な気がします。

映画の中で現代映画シーンに対するアンチテーゼや問題提起をしているような所も興味を惹かれました。