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ザ・ウォークのJのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

監督がロバートゼメキスやからという理由で鑑賞。実話系やし話もそんなに大きくなさそうやからそこまで期待はしなくていいと観る前は思ってた。けど、普通に面白くて、良い意味で期待を裏切ってくれた。

ゼメキス監督の凄さが出てるね。こうゆう実話系は悪い意味で元があるからあまりいじれない分面白さに欠けがちやけど、この作品はゼメキス監督特有のストーリーにおける美しさが見事に描かれてるから面白さと質が数段階底上げされてるように感じる。

映像表現がこの作品の魅力の一つやね。CGによる当時の街並みの表現力とかも見惚れる。中でも、いざトレードセンターで綱を渡るって時の主人公目線の霧がかかった描写がなぜか気に入った。観てる側も集中させるような描写になってた。

フィリップは本当にバカで狂ってるけど、何があっても自分の信念を貫き夢を実行しようとする精神には感服する。ここまで来るとこうゆうタイプの人間を止めれる人間って本当にいないのかもしれない(笑)。

仲間(協力者)がどんどん集まる感じ、ワクワクした。しかも、みんなフィリップ思いで、シンプルに良い人ばっかり。ただ、刺激を求める少し変わった人たちやったなぁ(笑)。

トレードセンターでの本番直前に来た謎の人物との沈黙の対峙シーンが凄い。あのシーンが1番好き。ぶつかる前の緊張感というよりも、互いに分かり合おうとする無言の探り合いによる緊張感のようで良かった。ドキドキハラハラで見応えある。ただ、結局あの人は何やったんやろうなぁ。

本番の綱を渡り始めた瞬間から手に汗握る緊張感が一切緩まず、ドキドキハラハラやった。ちょっとしたフラグが本当に怖い。少し余裕ができたのか、縄でうろちょろし始めた時は息も止まったね。見応えあった。
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