トランスマスター

シンドバッド 七回目の航海のトランスマスターのレビュー・感想・評価

4.0
♯46 レイ・ハリーハウゼン三部作

中世の中東が舞台。
主人公は、船乗りでバグダッドの王子シンドバッド。彼女も王女のロイヤルカップル。航海で立ち寄った島で、サイクロプスの宝から魔法のランプを盗み出した魔術師を助ける。しかし逃げる際にランプを失った魔術師は、再び島へ上陸するため船と船員を要求するが、断られた為王女を魔法で、マイクロサイズにしてしまい元に戻したければ、あの島に棲むロック鳥の卵の殻が、必要と主人公に交渉し、お馴染みのクルー一行と死刑囚を従え再び航海の旅に出る特撮映画です。

◆良い点/注目ポイント
・世界観は中東ですが、登場するクリーチャーが、RPGそのまんま。
テーブルトークRPGにはまり、『富士見ドラゴ○ブック』や、『幻想世界の住人た○』を愛読していた私にとって、至福の時間でした。

サイクロプス
棘付きの棍棒、巨体、怪力など典型的なキャラの描き方。DQの勇者は、こんなのと戦っていたのか…。

ナーガ(変身させられた侍女)
粘土のようにクネクネ動く4本の腕が、笑えます。

ロック鳥🦅
双頭なのは、知りませんでした。

ガイコツ剣士
『クイー○ズブレイド』の元ネタのゲームブック『L○ST WORLD』のガイコツ男そのまんま、半月刀に丸い盾(シミターとラウンドシールド)を携え冒険者一行との剣戟シーンは、胸熱です。

ジーニー
なんと子供。肌の色は青くありません。

ドラゴン
東洋の龍でもなく、翼もなく空を飛べず、ドラゴンブレスを吐く緑の巨体。
その姿はまさにあの【クォックス】!!

これらの実写カラー映像を見るだけでお腹いっぱいです。

・死刑囚と共に船旅をするのにガレー船ではなく、普通の帆船での航海をするセキュリティの甘さに笑えます。

◆改善点
・特になし。

◆総括
・本作は、昔地上波で、沢山放映していたのにいざDVDを探すと自宅から半径6km圏内のレンタルショップのどこにも取り扱いがなくやっとの思いで探し出しました。
そのためこの作品をレンタル店で、発見したら迷わず三部作まとめて借りましょう。

-2021年 46本目-