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木屋町DARUMAのパピヨンのレビュー・感想・評価

木屋町DARUMA(2015年製作の映画)
3.8
今や映画界を揺るがす不祥事で、本作品の一部スタッフ&キャストが、渦中に居りまして、なんで今これに触れるの?と思われた方が居られましたらごめんなさい。スルー願います。
商業出版の限界を超えた内容で、発売がなかなか進展しなかった短編小説を映画化しております。同様にこのハードボイルド作品は、クランクアップ後も公開が数年間滞っておりました。渋谷のど真ん中の劇場で、レイトショーながら上映が決定した時には、マジか?ってな感じで受け止めておりました。そこで、上映前の他の作品の時に流されていた本作品の予告編を、客がポッカーン!とした反応でやり過ごしていたのを覚えています。
京都木屋町一帯を取り仕切っていた裏組織の勝浦(遠藤憲一)は、5年前にある事件で両手両足を失ってしまう。現在はその不自由な体で取り立てを生業としております。それは、債務者の自宅に押し掛け(投げ込まれ)ありとあらゆる迷惑行為を続け、疲弊させてしまうことでした。勝浦の昔からのダチ古澤組組長(木村祐一)が、世話役として送り込んだ坂本(三浦誠己)に助けられ、いや介助され仕事をこなしてきたのですが····。
言葉も描写も過激ですから積極的にオススメ出来ないのですが、人間それぞれ環境や身に起こった災難に、立ち向かって生きて行かねばなりませんからね。どう感じるかはあなた次第です。
遠藤憲一はこの役をよくぞヤりきっちゃいましたね。
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