隠し剣 鬼の爪のnobu0326Jのレビュー・感想・評価

これはまたなんとも堪らない江戸も終わりを迎えようとする頃の海坂藩の下級武士片桐宗蔵(永瀬正敏)と女中のきえ(松たか子)のお話。
南部弁を話す松たか子のなんとも言えない可愛らしさ。
永瀬正敏の抑えにおさえた見事なまでの日本の侍の所作立ち振る舞い。
隠し剣たる所以の鬼の爪には痺れました。
南部弁がころころと転がり静の中にある力強さがど真ん中にずどーんと伝わってきて全てがちょうど良い映画「隠し剣　鬼の爪」(2004年作)なのでありました。