原作は、ジェーン・オースティン。恋のキューピッド気取りが好きな上流階級の娘・エマ。父親に止められてもやめられない。淑女の心得はどこへやら…空回りする恋愛の橋渡しの一方で、エマ自身の恋愛はいかに。
あまりジェーン・オースティンがはまらないタイプなんだけど、欧米では定番なので本の代わりに映画くらいは…と思っての鑑賞。
作者自身が、読者はエマを嫌うだろうと思っていたらしいけど、その理由は本でなければ理解しきれないかもしれない。本を読んでいないので、いくつかの書評を参考に考えた限りではそんな気がする。エマを演じるグウィネス・パルトローからは、若い女性の可愛らしさがあふれ出していて、面倒な感じが抑えられてしまっているかなと。世間知らずでプライドが高く、何でも思い通りになると思っているようなお嬢様は、もっとパンチが効いていてもいいんじゃないかと思うのだけど…作風が壊れてしまうのかな、わからない。
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