の

悪魔は誰だのののネタバレレビュー・内容・結末

悪魔は誰だ(2012年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

15年前の誘拐事件で娘を失った母親は事件の情報を自分で集め続けていた。担当刑事だった男も犯人逮捕をまだ諦めていない。今になってようやく新たな犯人の証拠が見つかるも、結局は時効を迎えてしまった。そんな中で15年前の事件の手口と酷似した女児誘拐事件が発生する……スリラー作品。

最後に刑事の言った「自分の娘のために誘拐しやがって」という言葉がこの物語の肝すぎてなんともやるせない映画だった。
その上、同情を誘っていたのに「逃げたのが悪い」と吐き捨てる犯人にはその気持ちが失せてしまう。
つまりはその辺りのバランス感覚が上手い作品ともいえる。
善悪とは何かの難しさを改めて感じた。

音声分析の観点から次々と証拠が見つかっていくのが面白い。
ちょい役なのかと思ったのにキーマンすぎる。
の