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沈黙ーサイレンスーの07のネタバレレビュー・内容・結末

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

興味深かった。
あんまり期待せず見始めたものの、あっという間に目が離せなくなった

日本史ではキリスト教禁止令があって切支丹へ踏み絵をさせていたということはサラッと習ったけど実際映像として見るとなかなかにむごいものがあった。なぜここまでしないといけなかったのかというのを調べると、簡単に言えば日本の植民地化を防ぐためという理由があったりしてなるほど〜と思いつつも、片方が悪で片方が善とは言い切れる問題でもなくだからこそ余計に興味深かった。
信仰を理由に殺害されている信者を前にしてただ祈るしかなく、救うことさえ出来ない自分への失望と信仰している考えが本当に正しいのか揺らぐ様をあそこまで丁寧に描いてるのは凄かった。結構エネルギーを消費します。

俳優さんもみんな素晴らしくて、アダム・ドライバーも最初と最後の振り幅の広さだったり、何度も罪を犯し何度も告解し最後まで司祭としてロドリゴに付いてきたキチジロー役の窪塚洋介や、残酷さと優しさを絶妙なバランスで見せたイノウエ様役のイッセー尾形が凄かった…。


信者の人はまだしもイノウエ様とかめちゃくちゃ英語話せてたけど当たり前だったのかどうかが気になるし他にも色々気になることがあったので地道に調べて行きたい。原作も気になる。
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