神を信じることと、神が存在することは違う。
見る前はキリスト教の人たちが日本人によって理不尽に痛めつけられてしまう話だと思ったから、なかなか見ることができなかったのだけど、いざ見てみると分かりやすく善と悪がある話じゃないんだなーと思った。
これはキリスト教という、今ではメジャーな宗教だから彼らに同情するのであって、これを今私たちが“怪しい”と思う宗教に当てはめてみると、排除したくなる気持ちも分からなくないんだよな。
もちろんだからと言って迫害するのは良くないし、そういう風に今思えるのは今が宗教の自由という価値観があるからだけど、あの当時の時代背景を考えると、こうなるのも仕方ない気がしてしまう。
誰だって分からないものは怖いし、自分たちに及ぶ影響を考えてしまうから。
キリスト教を捨てさえすればそこそこ優しいのも、「悪いのはキリスト教だ」という認識が伺える。
どの宗教もそうだけど、信じることは自由だが、押し付けは良くない。良いものだからもっと色んな人に知って欲しい！という気持ちは分かるし、布教しなければ広まらないというのも分かる。
そこの線引きって難しいんだよね。
