このレビューはネタバレを含みます
紙屑買久六… 中村 勘三郎
家主女房おいく… 坂東 彌十郎
駱駝の馬太郎… 片岡 亀蔵
半次妹おやす… 尾上 松也
家主左兵衛… 片岡 市蔵
手斧目半次… 坂東 三津五郎
お腹よじれるほど笑った!!
もちろん落語の「らくだ」がベースだが、
月番・家主・八百屋とあちこち走り回る紙屑屋はあっさりカットし、
「かんかんのう」のみに焦点を当てスッキリと短い一幕に仕立てあがった。
家主女房の彌十郎さん、女形やらしたらいつも凄いメークで見るだけで笑える顔やけど、その顔で舞台をところ狭しと転げまわり、終いには上がり框からまっさかさまに勘三郎さんの上へ墜落。
勘三郎さん、素でひいひい笑ってた。
酔っ払った紙屑屋が、半次に「かんかんのう」を”けしかける”ワチャワチャで幕。
10分間の休憩のあと(必要か?)「連獅子」。
狂言師後に親獅子の精… 中村 勘三郎
狂言師後に子獅子の精… 中村 勘太郎
狂言師後に子獅子の精… 中村 七之助
僧蓮念… 片岡 亀蔵
僧遍念… 坂東 彌十郎
三人の連獅子って贅沢!って感じですねえ。
また、勘三郎さんが油が乗り切って体力も十分なので実に力強い舞台。
後半の獅子の姿になっての毛振りは完璧に揃っていたような気がする。
幕が閉じたら客席はスタンディングオベーションでした。
ただ、「らくだ」のときは気にならなかったけど、
舞踊のときは、ワタクシが見たいところとカメラが合わないので、
(3人揃って観たい場面でひとりだけ延々とアップとか)
ちょっともどかしくなったりもした。
あと、長唄の予習は必須やなあ。
ヒアリングできないので、睡魔が・・・・。
次のシネマ歌舞伎は3月に「刺青奇偶」。
勘三郎、玉三郎、仁左衛門!
また京都に足を運ばなくては。