簡単に言うと、ロリコンスケベ大佐が、隣に越してきた部下の嫁にムラムラして、女も思わせぶりに誘ってきて、2人で楽しくやって、ちょっと女が「もう会わない」って言ったら「はぁ！？お前誘ってきて、なんだよ！」って逆ギレして自爆して終わる。
という話。
純愛、危険な愛、情愛…という話ではまーったくないです。確かに大佐はベトナム戦争のトラウマを抱えて、女は夫の出世の道具にされ、夫と交わるのが気持ち悪いと言ってるけど、なんか2人が惹かれ合う理由がいまいちわからない。美男美女が、お互い顔だけで一目惚れしたくらいな感じ。
不倫ものの良さは、バレるかバレないかのスリルなはずなのに、2人の旦那と嫁は全く気づかないし存在感薄いし、女の義理母なんて「あなたがいいならお楽しみなさい☆」なんて言うし、ただただ2人がよろしくやってるだけ。
エロいシーンを撮りたいがために作った映画としか思えない。
ソンさんが演じる大佐は、女と不倫を始めてから、仕事中も昨夜のセックスを思い出して悶々としてるし（仕事しろ。）、権力使って女の旦那を出張させたりソウルに転勤させようとするし（最低だな。）、ただの馬鹿野郎にしか見えない。悶々してるシーンや逆ギレシーンは、思わず笑ってしまいましたよ。最後の方はすごい女々しいし。この大佐のことを好きになれない。女も純粋そうな顔して、わざと誘ってるようにしか見えないし、これは女の敵だな。いきなり「ピアスつけてほしいの。」なんて頼むなんて。そもそも旦那の上司にタメ口とはどういうことだ。
2人がお互いを好きになる過程が描かれていないからなんの説得力もない。周りの人たちもストーリー上ただのお飾り。
良かったのはソンさんのお尻くらい。お尻だけで客が満足すると思ったら大間違いだぞ！
