ソン・スンホンssiといえば、大ヒット韓ドラ『秋の童話』と『夏の香り』。その他、映画の主演作も数本ありますが、やはり、あまり映画向きの俳優さんではないかな？という印象。（冒頭から厳しくてごめんなさい。笑）
PTSDで苦しむ、ベトナム戦争の帰還兵であるエリート軍人役が、部下の妻と不倫関係になり苦しんでいく…というお話。
エリート軍人にソン・スンホン、浮気相手の人妻にイム・ジヨン。
役どころが、1960年代後半のエリート軍人ということもあり、レトロな感じや風貌はピッタリあっていましたが、結局、人物像全体が、これまで彼が演じてきたキャラクターと相違ないし、『夏の香り』のミヌとまるごとかぶる感じが否めなかったです。
もちろん、スンホンファンにとってはそれで満足！って事になるでしょうが、映画として観た時には、他の役どころとカブるって微妙。
感情移入しずらくなってしまいます。
演技の幅って所になるのでしょうかね。（微妙に偉そうですみません）
ただ、韓ドラでは絶対ありえなかった、濃厚なベッドシーンの描写は、ファンもある意味裏切られる程のファンサービスにはなったことでしょう。（笑）
物語自体は、、、、、なんともレビューしずらいです。
お互いが愛のない結婚をした上に、初めて愛した相手が既婚者だった、という悲恋ものではありますが、あまりにも主役の二人に都合よく話が進んでいきます。
（お互いのパートナー）周りが都合よく鈍感だったり、女性側が誘っておいてなんだよ！って感じにもあるし（笑）、後半は、軍人の方が惨めになっていくのに、ソン・スンホンssiは、みじめに演じきれず、カッコよさが残っているし。（笑）
夫のPTSDに全くきづかない妻の描き方は、ちょっと悪意を感じる程の手厳しさでした。あまりにもひどすぎる。（笑）
うーむ。もったいなさが満載でした。
ただ、イム・ジヨンssiは、25歳の可憐な女優さんなのに、あんな大胆な濡れ場を演じられるんですねー。韓国の女優さんと日本の女優さんはだいぶ違いますね。ちょっとすごかったです。
この監督さん、女性を美しく魅せるの上手ですね。綺麗でした。
特にラストは、あまり共感できなかったです。
