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雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのqkilogramのレビュー・感想・評価

3.0
邦題がイマイチな気がする。せめて破壊は入れるべきだったと思う。
社畜の日々で心を失くしていたディヴィスが妻の死をきっかけに心を取り戻し人間らしくなっていく内容
作中に出てくるものは主人公の生き様を比喩していた
自販機で詰まるお菓子は「ディヴィスの心の引っかかり」
電車の緊急ブレーキは「進行していた人生を一度止めて周りを見渡してみる行動」
きちんと閉まらないトイレの個室のドアは「仕事もプライベートに侵入してきて公私混同してしまってる彼の人生」
猿の毛繕いの映像は「自己中心的ではなくお互いを気遣う事で生まれるコミュニケーション」などなど、
愛してなかったわけではないがただ興味関心が薄れていて、自分以外のことは特に考えてなかったディヴィスから
全てを当たり前に思わず、時には客観的に自分をみて自分の行動、人生を自分で評価してみる事も必要だなと学べた。
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