きょーかー

世界一キライなあなたにのきょーかーのネタバレレビュー・内容・結末

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

このストーリーの良かったところはウィルが簡単に流されず尊厳死を選んだところだけかも。

序盤に思ったけど、全身付随の金持ちと世話係の話って、まんま「最強のふたり」やん。
露骨にパトリックがつまらない男だと描きたいのは分かるが、じゃあなぜ7年も付き合ってるんだ?ってなる。適当に就職したパン屋で6年働いてたのもルーの自分を変えられない性格を表しているのかもしれないけど、にしてはウィルに会ってから行動力発揮し過ぎでは?
ルーがウィルの尊厳死に対して「自分勝手」と罵るが、彼氏に他の男とのリゾート旅行を止められても、「彼には自分が必要」だの「他の男もいるから大丈夫」だの言ってた割に、しっかり浮気してるのも気に入らなすぎる。「自分勝手」はどっちなのかと。果てはウィルが尊厳死に対する確固たる意思を示すと、自分の努力と存在を否定されたかのように感じて急に冷たく接する。考える時間は帰路にもあったろうに、父親にチョロッと一言言われただけで考え変えて最期を看取りに行く。芯が無さすぎて行動原理が理解不能。

ルーの服ダサいなーって思ってたけど、ちゃんと作中でもダサいって言われてて安心した笑
車椅子でダンスするシーンとそのままホテルまで走って行くシーンは良かった。

ルー役の人は見事にルーを演じ切れてると思う。特によく動く眉毛がとてもいい。あとエドシーランの劇中歌も良かった。ちなみにディグニタスっていう団体のことは初めて知った。