NoAceJustYou

パラサイト・クリーチャーズのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2023/02/26鑑賞。61点。
・大臣の行動力
・ヤギ型の生物と鳥型の生物は死んでないのでまだ問題は残ってる。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
舞台は気候、変動により世界中の氷河が消滅しつつある近未来。
アルプス山脈に位置するグラツィウス気候観測所では氷河の観測が行われていた。

ある日、3人の研究員たちをまとめるヤネクの飼う犬が襲われ、狂犬病に感染したキツネの仕業と結論づける。時を同じくして洞窟の外壁が赤く染まっていることに気付いたヤネクや同僚・ファルクは、その壁を持ち帰って検査し、壁の中に微生物が存在することを確認する。

その夜、ヤネクは観測所の近くで、大きな牙を持つキツネに似た生物を目撃する。だが決してキツネではなく、今まで見たことのない生き物だった。
恐ろしくなったヤネクは同僚たちにそのことを報告するが、翌日には大臣が観測所に来るため事を荒立てたくないと言って相手にされない。

翌朝、ヤネクが同僚たちと赤い壁の洞窟に向かうと壁はいつも通りになっていた。
その付近でバレーボールサイズのダンゴムシに似た生物に襲われたヤネクは、その生物を蹴り殺して観測所に持ち帰る。

ファルクが解剖した所、ダンゴムシに似た生き物からも先日採取した赤い微生物を見つける。
さらに調べてみた所、この微生物は他の生き物のDNAをコピーして一人で異種交配を完結させる能力があった。
つまり、最初にダンゴムシのDNAをコピーしてダンゴムシになり、その後キツネに食われることで今度はキツネのDNAをコピーする。そして微生物は、ダンゴムシとキツネのDNAを組み合わせた新たな生物を生み出したのだった。
※上半身が人間、下半身が馬のケンタウロスをイメージするとわかりやすい

衝撃的な事実を知ったヤネクは、大臣に同行している元恋人・タニヤに連絡し、「狂犬病のキツネがいるから、自分の指示するルートで観測所に来て欲しい」と頼む。

観測所に向かうため登山する大臣やタニヤら視察団らの前に、脚を怪我した女性が現れる。空には彼女を襲ったと思われる巨大な爪とツノを持った鳥の姿が。
大臣のボディガードであるルカは、その鳥の角に刺されて死亡。
カメラマンのウルスはパニックになって1人で谷に向かう。

視察団のことが心配なヤネクが駆けつけ、負傷した女性を観測所に運び、視察団たちもついてくる。

その頃、赤い微生物をさらに解明して富と名声を得ようと目論むビルテとファルクは、ダンゴムシに似た生物を隠すため観測所の外にある物置に向かう。しかし、ダンゴムシに似た生物はまだ生きており、ビルテの顔に噛み付く。

ファルクは、巨大なツノを持ったヤギに追われながらも観測所に戻り、ビルテが衛星電話を持っていると話す。

鳥型の生物とヤギに似た生物に襲われたことで観測所の窓は破壊され、ドアの耐久性も弱くなる。ヤネクとタニヤは衛星電話を手に入れるためビルテの元に向かうことに決め、彼女の居場所を知るファルクを連れて行くことに。
その前にタニヤは、ヤネクの飼い犬を安楽死させてやる。

ビルテの顔にはダンゴムシに似た生物が噛みついたままで、ファルクが顔ごと潰して生物を殺す。
だが今度はファルクが、大きな牙を持つキツネに襲われて死亡。
ヤネクとタニヤは力を合わせてキツネに似た生物を殺し、衛星電話を使って救援を求める。

一方観測所では、鳥型の生物に襲われて脚を負傷した女性の体内で、新たな生物が生まれようとしていた。大臣は彼女の脚を切開してその生物を焼き殺す。
安心していたのも束の間。
カメラマンのウルスが観測所に逃げ込んでくる。ウルスの顔は腫れ上がっており、彼の顔からは無数の虫が飛び出してくる。

観測所内はパニックになり、その騒動で火の海となる。炎に包まれた観測所から逃げ出した大臣たちと合流したヤネクとタニアは、救援に来たヘリに乗り込む。

しかし、ヤネクとタニアには秘密があった。
ヤネクの飼い犬は、安楽死した後に人間と犬のDNAを配合した生物を産んでおり、ヤネクとタニヤはその生物をヘリの中に連れてきていたのだ。
かつてヤニクの赤ちゃんを堕した経験のあるタニヤには、人間に瓜二つのその生物を殺すことができなくて・・・。

ヘリからアルプス山脈を見下ろしたヤネクは、山脈の一部が赤く染まっていることに気づき、まだ脅威が去っていないことを知るのだった。
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