油淋鶏大盛り

ラスト・ダイヤモンド 華麗なる罠の油淋鶏大盛りのレビュー・感想・評価

3.0
全方位的に上手くできてるクライムサスペンスは、こじんまりして、逆に面白みなくて、何かしらの過不足がデコボコしてるほうが、味があって楽しめるということありますよね。
カモと恋仲って系統の、ベタベタにありがちな展開、まあ、フォーリンラブはまさに落ちるものなんで、唐突でもしょうがないにせよ、本業のほうは「雑すぎ」です。用意周到、手際よく騙してくれるんかいって期待させといて、あれよあれよとなんでそこ力技なのって疑問符が連打されます。しかし、それでも、こいつらありだなあと思わせてしまう、何かを持ってました。

それにしても、フランスとかスペインのホームドラマにせよ犯罪モノでも、自分の非は認めず、一方的に言いくるめて、自らの正当性をまくしたて主張するような、それこそ登場人物の感情の動きや相互関係の展開に違和感を感じるパターン多々ありますが、これラテン系の民族性なんでしょうね。