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高慢と偏見とゾンビのArbuthのレビュー・感想・評価

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)
3.0
期待通りにB級で、予想通りにしょうもなかった。

パロディ元である「高慢と偏見」を観てたらまた感想も違ったかもしれない。設定は本家そのままなんですね。
パロディなのにコメディではないというのが予想外。本当に恋愛映画にゾンビを混ぜただけ。

恋愛映画として観ると、感情の機微や恋の駆け引きなんてのはシーンの繋ぎが雑なせいで非常に取ってつけたような展開で、誰にも感情移入が出来なかった。
ゾンビ映画として観ると、ゾンビは脳さえ食べなければ普通にコミュニケーション可能という設定は斬新ではあったけれど、あまり上手く活かせていたとは言えず。ゾンビ映画の一番大事な、“愛する者が人格を失い自分を襲う敵に変わる”という悲哀が全く描かれていないのが残念でした。
なんと言ってもラストがなぁ。何がしたかったんだろう。。

映画としては全く満足できるクオリティではなかったし、そんなことは観る前から分かりきってはいたんだけど、出落ち感満点なこのタイトルを見た瞬間からもう観るのは止められなかった。後悔はしていない。
ゾンビを安易に他ジャンルの映画に混ぜるのは危険だというのが再確認できたので良かった。

主人公リズ役リリー・ジェームスは「イエスタデイ」のヒロインだったんですね。アクションが似合う美人。お姉さんのジェイン役の人初めて観たけど、可愛いですね。
ダーシー役の人は声が特徴的で気になって仕方なかった。ウィカム役の人はくりぃむしちゅーにいそう。

WATCHAで鑑賞。
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