とりあえず…海外ドラマの「ザ・シールド～ルール無用の警察バッジ～」のシェーン役からウォルトン・ゴギンズを気になっていた身としては、とうとうタランティーノ映画でメインどころ張るようにまでなった事が感慨深い
今までタランティーノの脚本で「謎」をストーリーの推進力にしたモノは実は無かった様に記憶している
本作もあくまでそこから生じる疑心暗鬼の末の予想できない顛末こそが本筋である
トレードマークの時間軸を弄くる中でも、答え合わせ「の、ようなもの」こそ有れ、いつだってそれ以上の意味を持たせていた
過去作で一番本作に近い「レザボア・ドッグス」でも、警察のイヌの正体を説明する以上に、その後のラストの展開に説得力や劇的さを持たせる効果があった
（というか、あの部分だけでも充分に面白いんだよなあ）
本作でも相変わらず「謎解き」になんてこれっぽっちも興味の無いタランティーノだったので大変楽しめました
