このレビューはネタバレを含みます
I AM GROOOOOOOOT!!!!!!!!
もう最高としか…
あの時ははぐれ者の集まりでしかなかった彼らが、今となっては"家族"同然。
そして今回は、父親や姉妹をめぐる話に。
いつものノリと音楽と、ビジュアル面で圧倒され、頭の整理がついてない。でも、大事なのは心。最高です。
エンドロールは全く飽きないし、誰1人として席を立つ人がいないくらいでした!
追記(鑑賞日夜)
舞台はクソデカいのに、目的はかなり"小さい"。
全宇宙の存亡がかかった一大事なのだが、主人公ピーター・クイルが悩むのは「この"父親"(カートラッセル)についていっていいのか。」という問い。
『アベンジャーズ』によくある人命救助のシーンは無く、想いを巡らすのは自分の過去。それも前作での偉業ではなく、映画ですら切り取られてしまう、幸せとすら気付かないような些細な日常の出来事。
永遠の命などいらない。ここにいる仲間と過ごした、そしてこれから過ごすであろう日々に想いを馳せたとき、 大切なものを知る。
宇宙の危機でも『皆を救うんだ!』というぼやけた目的ではなく、『この日常を守りたい。』ということを謳うことで観ている僕らも感情移入しやすくて、めちゃくちゃ泣ける。
ヨンドゥとスタローンの関係、ヨンドゥとクイルの関係、もちろんガーディアンズのメンバーも、血縁的繋がりが無くとも同じ境遇であったりして、他者に自己を投影し、そして互いに認め合い、助け合う。
ヨンドゥの最期の見送りも、彼の"息子=ピーター・クイル"への無償の愛あればこそ。それはラヴェジャーズにも伝わるのだ。どんなに惨めで下劣な人生でも、何か貫く気持ち、誰かを想う心があれば、きっと誰かが認めてくれるし、祝福の対象にもなり得る。
クソでダメで不安になっても、俺らにはガーディアンズがいる。それだけで生きていける。