くろのにつけ

オデッセイのくろのにつけのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
4.2
火星で起きた事故の際に通信に応答出来なかったためクルーに死んだと判断され、火星にたった1人取り残された宇宙飛行士にして生物学者のマーク・ワトニー。
知恵を絞って火星で生き延びようとするワトニーのサバイバル生活と、ワトニーの生存を知ったNASAとクルーが彼の救出ミッションに奮闘する様を描いたSF映画。

ジャガイモ好きとして(笑)観たくて仕方なかった映画をようやく観られましたー!*\(^o^)/*
火星でジャガイモ栽培して食料を確保しようと挑戦するワトニー最高。ワトニーを助ける美味しそうな火星産ジャガイモ最高。
火星で独りぼっちという絶望的な状況下でも、あくまでポジティブで前向きになんとかする手段を探すワトニーの姿にグッときます。
ワトニーは自分の好みでなくて気に入っていないけど聴いている(笑)ルイス船長の持ってきたノリノリのディスコ音楽が随所で流れますが、全編通して明るい曲調の音楽で作られている点も決して諦めない人々を描いたストーリーの良いアクセントになっていたと思います。
また、火星に取り残されたワトニーだけでなく、ワトニーを助けようと動くクルーや地球にいるNASAの職員たちの言動がそれぞれ丁寧に描写されています。
多くの人々や国を登場させているので普通は相関図で頭がゴチャゴチャしそうなものですが、ワトニー救出計画の過程にそれぞれどう関わったかが人物像も含めてきちんと伝わってくるように描かれていてとても上手いと思いました。
個々のキャラクターやその家族にまでちゃんとスポットが当てられていて、何重にも感動する作品でしたね。

地球の青に火星の赤と、宇宙の映像が綺麗で美しいです。
そんな宇宙空間でアイアンマンしちゃうワトニーに泣き笑いしました。
スケールの大きさにこれは映画館で観たかったなーと後悔した作品でした。
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