“静かなる海”
ナチス占領下のフランスの片田舎、軍に接収された邸宅に滞在する青年将校。
彼に無言の抵抗を貫く、家主の祖父と孫娘。
「フランス組曲」と似たシチュエーション…どちらも素晴らしい原作があり、感動的な作品。
大尉の人柄·教養の深さに徐々に惹かれていく娘、それでも決して言葉を返すことはない。
何というもどかしさ。
ピアノ講師の彼女と、本業は作曲家である彼。
ピアノの音色がふたりの心を繋ぎ、緊迫したクライマックスにも活かされている。
…最後に、やっと口にしたひとことが切なすぎる😢
女性視点で描かれたリメイク版、オリジナルのメルヴィル版も観たくなった。