観て驚いた。私は心理学系の学科を卒業しているのだけれど、この作品は人間心理を理解するのに大切な概念「イド・自我・超自我」を非常にわかりやすく擬人化している。
単純に見ると
幼稚さ=ハトコ
大人である自分=ヨシダ
ポジティブ=イシバシ
ネガティブ=イケダ
整合性=キシ
という役割だが、
イド=無秩序な欲求=(提案者)ハトコ/イシバシ
超自我=厳しい監視=(抑圧)イケダ
自我=バランサー=(議長書記)ヨシダ/キシ
という割り振りで見るととても心理学っぽい。笑
ドタバタラブコメのようでいて、実は生きる上でとても大切な思考の捉え方を身につけられる作品。下手な自己啓発本を10冊読むより、1歩引いてイチコの脳内会議を観察して、自分にも同じこと起きているよな、と重ね合わせてみるとすごく有意義だと思う。作業用に流し見しようと再生し始めたが、かなり得した気分。
何はさておき、私の脳内はイケダの天下でイシバシがほぼいないので、これからはエア神木隆之介くんを心の中に住まわせたいと思う。