何かに狂信している人にとっては共感できる部分が沢山あるのかもしれない。今現在のリアルな女子高生17歳が どんな感じなのか全く分からないのだけれど、この映画の登場人物達のような思考言動だとしたら、、、かなり痛々しい気がするのは私だけなのでしょうか。これが中学生なら”感情のまま無計画に行動する若さ” も理解出来るのだけれど。17歳ならSNSの恐さも分かるだろうし、バイトして交通費を捻出する事も可能だし。（映画冒頭にあるように）突発的に自転車で行くとしても 携帯で色んな事を検索出来るのだから他に方法は山ほどあるはず。と、ここまで あり得なさを突っ込んできたけれど、”若さって。青春って。” を映像化するということは こういう事なんだろう、と考えれば 至極真っ当なストーリーと撮り方（カメラワークも含め）なのでしょうね。クリープハイプや池松壮亮さん松居監督のファンの方々にはどストライクな映画だと思いました。
