爆裂BOX

アザーズ -捕食者-の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

アザーズ -捕食者-(2014年製作の映画)
3.3
巨大研究施設と連絡が途絶え、研究者救出の為最強の傭兵チーム「ブラックジャックス」と霊能者リサが派遣される。だが施設の中でチームは謎の怪物に襲われ…というストーリー。
巨大研究施設を舞台に傭兵チームと謎の怪物の戦いが繰り広げられるモンスター・アクションです。エリック・ロバーツが彼らに救出任務を依頼する悪い社長役で出演してます。
プロットはほぼ「プレデター」ですね。研究施設に入る前にチェチェン人のゲリラと戦闘繰り広げる辺りはそのまますぎて笑いました。
前半30分くらいはキャラ紹介や舞台となる施設の紹介などに費やされてますが、訓練シーンはキャラの掛け合いソコソコ面白いし、悪役社長の美人秘書の特に必然性のないシャワーシーン(でも必要)などが盛り込まれ飽きさせないような作りになっていますね。この秘書さん悪役だけど美人でした。冒頭ちょっとだけ出るリポーターも美人でしたね。後、メンバーと一緒に人探しのプロの霊能者も同行しますが、メンバーの誰も特にその能力や存在に疑問抱かないのもなんかすごい。
施設に到着するまでも長いですが、施設周囲を占拠してるチェチェンゲリラとの銃撃戦が無駄に力が入っていて多分ここが本作一番の見所と言っても過言ではないですね。監督的にはこういうミリタリーアクションの方が得意なんじゃないかと思いました。ここで隊員たちの強さを見せていくのもベタながら良いですね。後、本社に残ってナビゲーションと通信担当してる兵士も秘書の奇襲に即座に対応して返り討ちにしたりと強かったのは驚きました。社長の不意打ち喰らいましたが。
怪物は終盤近くまで姿を現さないんですが、襲撃シーンでは怪物目線のカメラに切り替えたりしてますが、これも「プレデター」ですな。終盤で明らかになる姿やデザインは中々悪くないと思います。一体だけかと思ったら二体いた所も面白いですし、この研究所で開発された生物兵器かと思いきや並行世界から来た設定も面白いですね。でも真正面であれだけ撃ってビクともしないのに横から撃たれたら一発で死んだのは強いのか弱いのかわからなくなりましたよ。
ラストのオチはベタながらスカッとはさせてくれましたね。
目新しい展開などはないですが、「プレデター」パクった映画や、この手のモンスターアクション見慣れてる人なら普通に楽しめるんじゃないかと思います。