このレビューはネタバレを含みます
文乃さんが小出恵介とW主演という事で勿論チェック。
出だしからむっちゃずっしり重い展開。
まず第一に申し上げたいのが、文乃さんがとにかくかわいい点。
(ファンではあるがいやむしろファンだからこそ)文乃さんは決して演技派ではないとかねがね思っているが、文乃さんの過去作品の中で今回が一番演技の幅があった気がする。
ちなみに本作では、女子高生木村文乃から母木村文乃まで幅広い年齢層の文乃さんを満喫できる。
あとは永瀬正敏と富田靖子の2人が上手い。てか永瀬正敏はこういう何か失った役えらく多い印象。
ラストこそなんかちょっと綺麗に美談っぽく終わらせてるけど、やっぱりヘビーかなあ。言い方悪いけど、全く興味ないいじめられっ子に勝手に好きになられたり、勝手に親友扱いされて遺書に書かれて勝手に両親から想われたりしたら初めのうちこそなんとか対応できても、卒業したあたりから鬱陶しい、もう関わらないでくれ忘れさせてくれ…と思うよ。
小出容疑者と文乃さんが付き合い出して東京に出る直前の告白が一番の見所かも。
考えさせられる映画ではある。
学校関係者の演技が素人臭いのと、撮り方とかが淡々としていてあまり完成された感じがなかったのも気になった。