Orca

海にかかる霧のOrcaのレビュー・感想・評価

海にかかる霧(2014年製作の映画)
5.0
ポン・ジュノ企画&脚本作品。

非常に狭い舞台を設定して、その中で事件が起こるという箱庭感は「スノーピアサー」っぽかったり、金を稼ぐために深く考えず始めたことがのっぴきならない事態になっていくという展開は「パラサイト」っぽかったりと、随所にポン・ジュノみを感じるストーリーでした。

「哀しき獣」では朝鮮族の若者を韓国に密航させる社長だったキム・ユンソクが、今回は密航を担う漁船の船長。そういえば、「哀しき獣」の密航シーンもこんな感じで漁船が出てきたなあ。

ホンメ(朝鮮族の若い女性)を演じたハン・イェリ、見覚えあるな~と思ったら「ファイティン!」で重要な役でしたね。韓国映画常連のチョン・インギ、作中で「小学校教師」とわざわざ明かされるので大事な役なのかと思ったら、「うわああーー!」っていう結末になります…。
Orca

Orca