EmiDebu

アップルシード アルファのEmiDebuのレビュー・感想・評価

アップルシード アルファ(2014年製作の映画)
5.0
映像の進化をたどるために観ている映画シリーズだった。1作目はプレステくらいで、エクス・マキナはPS2、今作はPS4並みのクオリティ。
もうね、本当何よりも言いたいのは、この映画が最高ってこと!素晴らしすぎてこのバカになっているテンションを抑えられない。1、2作目も良かった。でも3作目はもう次元が違う。こんな素晴らしいアニメーション映画を観れるなんて。もう最高に次ぐ最高。パシフィック・リムなんて観ている場合じゃない。日本産でこんな素晴らしい映画があるんだから。
これは、ガンツの時にも書いたんだけど、ここまでクオリティが高い、ほぼ実写くらいの映像で実写ではできないことをたくさんしてるんだから、本当に実写化の意味がなくなってしまう。まぁ、きっとそこには、この俳優が出てるから観るという消費者がいて、この俳優を使うからスポンサーがつくといった細かいところはあるのだろう。それで9割がガッカリする実写映画を量産し続けているその一方で、ハイクオリティなCGで世界に絶賛されるアニメーション映画があることを忘れないでほしい。
最高最高と、言ってはいるものの、果たして何が最高なのか。それは面白さというわけではない。まぁ面白いことに間違いはないのだけれどこれがマックスというわけでもない。では最高なのは何か? それは「カッコ良さ」である。この映画は私的2017年に観たBestカッコいい映画受賞だ。もう何から何までカッコいい。キャラクターやメカデザイン、造形美、アクション、キャラの性格、音楽、ウザいくらいアメリカンな言い回し、その全てがスーパークール。ハンパないとはこのことだろう。
この映画を語るのに音楽は欠かせないね。今までだって坂本龍一、細野晴臣、テイ・トウワなどなど超有名テクノアーティストが名を連ねてだけど今作もスクリレックスに中田ヤスタカ。知ってる人からしたらこれだけでも胸が熱くなる。
サイボーグのブリアレオスがカッコ良いのはシリーズ全部に共通しているのだけど、個人的に今作のスーパーカッコ良い男優賞は、地元のギャング、双角である。もう、愛おしいキャラクター性とカッコ良さが相まって惚れかけた。いや、ラストはもう惚れてたね。
まるでほんとうにPS4のゲームをプレイしているみたいなCGとストーリーなのがまたハマった点だね。スタッフロールが終わった後の最後のカットは、鳥肌が止まらなかった。
攻殻機動隊と原作者が同じらしいけど、本当に世界に誇れる日本人だと思います。士郎正宗さんは。
アップルシードが今後も続編出し続けますようにと願います。
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