Julia

ズートピアのJuliaのネタバレレビュー・内容・結末

ズートピア(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

妙に評判良かったので、ディズニーの作風が苦手ながらも視聴。
肉食・草食動物が共に仲良く暮らす楽園、か弱い主人公ウサギが希望を口にしながら努力で成り上がる、それを嘲笑うヒール達。そんなディズニーテンプレな序盤はどうにも退屈だ。

一転、正義を振りかざして助けた被差別キツネが、実はインチキ野郎だった〜からの展開は最高。
現実を突きつけられて落ち込む主人公や、反差別を口にしながら自身の差別意識を非難される主人公。ディズニーなのにこんな骨太な話になるとは思っても見なかった。

差別テーマの作品と自分は捉えたが、うまく料理できてる面もあれば、それはおかしいのでは?と思うところも多々あった。
・肉を全く食べない肉食動物たちという種の否定
・凶暴化は薬のせいであるという、種の差別問題からの逃げ
・「何にでもなれる」を謳いながら、主人公が実力で捕まえたのが小型のイタチのみ。主人公では無理だという偏見が実証されてしまっている
・駐禁取締りを差別する主人公
Julia

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