このレビューはネタバレを含みます
治安の悪い南アフリカで人型自律ロボットが警察に採り入れられて大活躍。
治安維持ロボットの開発者ディオンは自分で考えるロボット「チャッピー」を会社に無断で開発するが、ギャングに奪われてしまう。
ギャングの元で成長していくチャッピーだったが壊れかけの機体を使ったため５日後に電源が落ちる＝死んでしまうと告げられる。
ディオンの同僚で制御型ロボットの開発者ヴィンセントが、全ての自律型ロボット（チャッピー以外）を停止させてしまう。
自分の新しいボディを手に入れるために強盗に手を貸したチャッピー VS ギャング達 VS ヴィンセントのロボットの三つ巴の戦いとなり、ディオンが重傷を負いヨーランディが死亡する。
ヴィンセントを倒したチャッピーはディオンの意識をスキャンして自律型ロボットに転送。自身も新しい身体を手に入れる。
以前に遊びでノーランディの意識データを保存していたことを思いだし、工場をハッキングしてノーランディを復活させる。
『第９地区』+『ロボコップ』。
ディオンは独断行動でロボットを暴走させるし、ヴィンセントはロボットを停止させて街を大混乱させるし、ギャング達はギャング達だし、、、。ノーランディしか善人がいない。
火力さえ抑えれば、自律型ロボットよりも遠隔操作型ロボットのほうが先に広まりそうだけどな。
終わりかたも『第９地区』と似てる。異形へと変わった男がバラックに住む。変身願望があるんだろうか。
ニール・ブロンカンプ作品では新しい環境や対峙する相手へ否定的に考える人々を悪者にしがち。
さほどチャッピーの成長AIの凄さが解らず。最初から最後まで子供っぽく描かれていて違和感。急速に大人としての振る舞いを身に付けるものではないのか。
遠隔操作型ロボットは火力が凄いだけであまり強くはなかった。
アメリカの扱いが酷い。
BGMの盛り上がり○
