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ナイトクローラーのryodanのレビュー・感想・評価

ナイトクローラー(2014年製作の映画)
3.8
結末がヨカッタ。主人公がどんどん道を外れて暴走していく話、もうそういうジャンルとしてあるけど、だいたい結末は同じ。自分の行動の代償が結末に来る。でも、これは違った。結末からさらにアクセル踏み込んでいく。だから笑った!人は何故かカメラで何かを記録しようとすると、驚くほど無敵になる。多少の危険をもろともせず勇猛果敢に記録する。スクープ映像の大半は視聴者提供のスマホ映像。自然災害や事故や事件現場など、撮影者自体が危険極まりない状況にも関わらず何故か記録している。そんな事してる前に早く逃げろよ!と思うんだけどね。不思議で仕方ない。この人間の本能みたいなものに「カネ」が絡むともう倫理なんてものも吹っ飛ぶ。勝手に演出が加わる。そしたらもうそこに真実はないし、映像を提供する側の信憑性も疑わしくなる。それを連日やられた結果、業界全体の信用性も落ちていく。どこの仕事もクズの仕事にOKだしたら、最終的に業界全体がクズになるっちゅうことかね。。。
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