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ノンストップ救出のtheocatsのレビュー・感想・評価

ノンストップ救出(2012年製作の映画)
2.5
緊迫感はそこそこも何ともあっけない幕切れ

ストーリ的に映像的に本作に込められた意図が気になって仕方なかった。
シリアの独裁者とされるアサド大統領の肖像画や写真が何度もこれ見よがしに映し出され、警察国家・密告社会であることも強調されるなど、やはりアサド体制の批判というのが主眼と見て良さそう。

視聴後の調査で監督はシリアルーツのカナダ人女性。教育課程から西欧的民主主義の立場と想像される。

映画について率直に言えば可もなく不可もなくだが、シリアを再考する一助となったことには感謝したい。英語版ウィキがかなり参考になる。

コロナにすっかり隠れてしまったシリア内戦情報。こんなコメントを書いている最中でもまだ継続していると思うとなんだかなぁとため息の一つも出る。

2.5の二つ星
002011
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